医療、福祉に貢献するために

医療、福祉に貢献するために
~ 株式会社メディチュア Blog

2018/11/14

地域包括ケア病床はワイングラス型から砲弾型への緩やかな移行に貢献している

CBnewsに、地域包括ケア病床について、病床機能報告のデータと厚生局の届出データを分析した内容で記事を掲載いただいた。

地域包括ケア病床は、ワイングラス型から砲弾型への緩やかな移行に、大きく貢献しているのでは、というのが、今回の記事の趣旨。

院内転棟型の地域包括ケア病床のはしご外しは時期尚早 - CBnewsマネジメント 院内転棟型の地域包括ケア病床のはしご外しは時期尚早 - CBnewsマネジメント

当初は、違うタイトルでまったく別の内容について書いていたのだが、あまりにまとまりが悪く、論点がぶれぶれだった。そのため、期限直前に方針転換。この内容になった。

病床機能報告は、病棟ごとの利用率、院内転棟割合、人員配置などを見ることができる。経営を考える上で、他病院を参考にする、周辺病院の状況を理解する、という意味で、とても有用なデータである。

2018/11/08

どこまで精緻にみるか

医療需要予測は、いったいどこまで精緻にみるべきか。答えは「目的次第」だ。しかし、技術的にどこまで妥当性のある予測が可能か、把握しておかなければ、目的にあったものを提示することができない。

下記は滋賀県で分析した事例。上が急性期、下が回復期・慢性期、左は従来の市町村単位、右はより細かく試算した町丁単位のものだ。


基となるデータが異なっているので、左右で整合性が完璧に取れているわけではない点は課題だが、細かいエリアごとの需要推移を見ることも十分可能と考えている。

小学校区、中学校区の範囲で地域包括ケアシステムを充実させていくことになれば、その単位で計画を立てる必要性があるのかもしれない。そういったことを見据え、引き続きデータ分析の技術向上を図っていきたい。

2018/11/06

自分は「体重は毎日測るけど記録しない」派(やせてたときは毎日記録してたのに・・・)

内閣府の高齢者の健康に関する調査の結果が出ていた。

平成29年 高齢者の健康に関する調査結果(概要版)PDF形式 - 内閣府 平成29年 高齢者の健康に関する調査結果(概要版)PDF形式 - 内閣府

中身は多岐にわたっている。医療情報についてインターネットを使うか、といった質問の結果も興味深く、医療機関のマーケティングを考える上で参考になるデータではないだろうか。

また、下記の設問も興味深い。
Q19 あなたは、ご自分の健康情報(歩数や血圧、体重など)を測定したり管理したりしていますか。この 中から主なものを1つだけお答えください。(○は1つだけ)(n=1,998)
  1. スマートフォンを使って測定・管理している 
  2. パソコンやタブレットを使って測定・管理している 
  3. 記録装置つき測定器(歩数計、活動量計、脈拍計)などを使って測定・管理している 
  4. 上記以外の方法で測定・管理している 
  5. 測定・管理していない

公表された結果のデータを基にグラフ化した。

『記録装置つき測定器(歩数計、活動量計、脈拍計)などを使って測定・管理』が全年齢層・男女ともに最も割合が高い。ご年配者で活動量計を使っているのはあまり見かけないが、歩数計はかなり見かける。

個人的には、「測定している」と「管理している」に意欲の大きな隔たりがあると思っている。体重計に毎日乗って、「今日はちょっと重いかな」と思っているのと、毎日記録し、傾向を把握しているのとでは、だいぶ違う。また、体重・歩数・血圧が一括りになってしまっているので、集計結果の理解が難しい。これは、限られた設問でいかに効率的に必要な情報を収集するかゆえの課題で、「自分の興味」にマッチさせてくれているわけではないので、当然、仕方ない。

なお、自分のような集計結果をグラフにしただけの薄っぺらいものと異なり、下記リンク先の「第3章 調査結果の解説」に専門家による分析・考察が載っている。その中でも「ネットを介したヘルスリサーチを行う高齢者の実際の健康行動」はとても興味深かった。

平成29年 高齢者の健康に関する調査結果(全体版)PDF形式 - 内閣府
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