医療、福祉に貢献するために

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~ 株式会社メディチュア Blog

2013/01/10

太っている方が長生き? コーラは薬!?

■標準体型より、小太りバンザイ!!

正月、モチを食べ過ぎた・・・どころか、正月三が日はもちろん、今日まで毎日せっせと食べている。せっかく体重60キロ台目前だったのが懐かしい。今週は72kg、73kgの表示。引き締まった身体は遠のくばかりだ。

鏡開き前に中身を食べてしまった作り物の鏡餅
最近見かけた論文。
Association of All-Cause Mortality With Overweight and Obesity Using Standard Body Mass Index CategoriesA Systematic Review and Meta-analysis  
Katherine M. Flegal, PhD; Brian K. Kit, MD; Heather Orpana, PhD; Barry I. Graubard, PhDJAMA. 2013;309(1):71-82. doi:10.1001/jama.2012.113905.

内容は、簡単に言えば、計288万人の調査(27万人の死亡、97件もの論文)に基づき、標準体型群(BMI of 18.5-<25)、小太り群(BMI of 25-<30)、太っちょ群(BMI of 30-<35)、 太り過ぎ群(BMI of ≥35)で、死亡率が異なるか調べ、

標準体型群の死亡率を1としたとき、

  • 小太り群:0.94
  • 太っちょ群:0.95
  • 太り過ぎ群:1.29

という結果だったとのこと。つまり、ちょっと太っているくらいの方が長生きだったというのだ。正月のお餅を肯定するわけではないが、危うく?BMI25を切りかけていたが、25オーバーのところで落ち着いただけにタイムリーだ。


ただ、死亡率は統計上そうなのかもしれないが、膝関節の痛みや腰痛などで元気でない人が多いかもしれないし、この論文からだけでは分からないことも多く、この論文だけで、皆が皆、太った方がよい、と言っているわけではない。少なくとも自分はお餅の食べ過ぎに気をつけたい。

■コーラは薬だった!?

本日見かけたウェブの記事。
【医師の太鼓判】コカ・コーラは薬だった!胃の手術のリスクを大幅に下げると医学誌に発表された件
キャッチーなタイトルだが、記事を読むとコーラにより「胃石」が溶けて手術しなくて済む、というような話のようだ。コーラの酸で石を溶かすのだろうか。コーラが効くのなら、炭酸水でもレモン水でも酢でも何でもいい気がするが、コーラという飲みやすいものを選んだのだろう。

ちなみに胃石は誰もができるリスクを抱えているわけではないので、そんなに神経質になることもない。むしろ、コーラを飲み続けてしまったら、それが原因でカラダを壊すのではないかと勝手な心配をしてしまう。

余談だが、このコーラが胃石に良いという話。結構、巷では有名な話らしい。うわさでは、コカ・コーラは効くが、ペプシコーラは効かないとのこと(本当だろうか?)。こういった『怪しい情報』の真偽のほどは、ご自身で確かめていただきたい。ちなみにダイエットコークやコーラ・ゼロが効くかは不明らしい。


■情報を鵜呑みにするのは良くない

このふたつのトピック。前者は「メタボは良くない」という、ある種の常識のようなものですら、疑う必要があるということを、後者は「胃石」という一つの事象だけを捉え、他の影響を無視した話で、物事の判断には広い視野が必要ということを教えてくれる。

インターネット上には情報があふれている。何でもかんでも鵜呑みにするのは良くない。誰もが、これまで以上に『目利き』的な能力を身につける必要性があるのではないだろうか。

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