2013/09/27

限られた医療資源を有効に使う

高齢者の救急搬送が急激に増加していて、各地で救急搬送体制・受入システムが限界に達している話をよく聞くようになってきた。今年のエイプリルフールにもブログで書いたが、緊急に診断・治療を要する患者を適切な医療機関に運び、必要な医療を提供されるということは、当たり前のようであって、当たり前ではない。

救急搬送36回断られたニュースを聞いて、何を思うか - 医療、福祉に貢献するために

昨日の日経夕刊にティーペックの記事が出ていた。


消防にかかってきた出動要請に対し、軽症者の場合は「タクシーでどうぞ」といった応対をしていたところを、ティーペックが受け継ぎ、フォローを行うようだ。

#7119や#8000の民間版サービスといったところだろうか。記事によれば「料金は世帯数や対応回線数で異なるが、10万世帯の場合で1年あたり2700万円程度。初年度に20~30の消防本部からの受注を目指す。」とのことなので、1消防本部が個別に電話相談専門の人員を配置したり、救急隊員の増強を図るよりは、合理的な選択肢のように思う。

限られた医療資源を有効に使うには、こういった取り組みも必要だし、一般市民の意識向上も不可欠ではないだろうか。

#7119についてはこちらの記事をどうぞ http://meditur.blogspot.jp/2013/07/7119.html
#8000についてはこちらの記事をどうぞ http://meditur.blogspot.jp/2013/07/8000.html