2013/09/04

医療の質 施設間のばらつきが見えると何かが変わるはず

生殖医療の情報開示が医療の質を上げるかもしれないという話題を以前のブログで書いた。(ブログはこちら→http://meditur.blogspot.jp/2013/02/blog-post_5.html.

アメリカの情報開示が進んでいる事例として、生殖医療の情報が施設別に見ることができる。そのデータを整理したので、一例を示す。

下記に、施設別の生産率(無事出産まで至った割合)を、母体の年齢別に示した。グラフは上から順に35歳未満、35~37歳、38~40歳、41~42歳、43~44歳、44歳超、の6つだ。

一番上のグラフ「35歳未満」を見ればひと目で分かる通り、50%を超える施設から、20%を切る施設まで、生産率はかなりばらついている。










出所:CDC ART Reports and Resources 2011 Preliminary Dataを元に作成

このようなデータが見えてくると、患者、医療者、行政、それぞれの行動が大きく変わるに違いない。