医療、福祉に貢献するために

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~ 株式会社メディチュア Blog

2014/07/26

病院内の患者をコントロールする(後半)

■患者がどこにいるか把握する

近所のクリニックでは予約システムが携帯電話やPCから見られるようになっていて、大まかな待ち時間が分かるようになっているため、クリニックでずっと待つ必要はなく、自宅で待っていてもよい。実際、知人はそのシステムを有効活用し、こまめに予約システムサイトをチェックし、クリニック内での待ち時間なしを実現している。

クリニックと異なり、多くの病院は、外来と前後して、検査などが入る。なので、病院から遠く離れ自宅で待つ・・・というわけにはいかない。そこで、外来で待つこととなる。外来を待っている患者は、待合室で本を読んでいるかもしれないし、院内の喫茶コーナーでお茶を飲んでいるかもしれない。喫煙コーナーでタバコを吸うのは・・・非常に難しくなった(喫煙コーナーが病院敷地内から消えてしまった病院が多い)。結局、患者がどこにいるかわからない。

もし、患者がどこにいるか分かったら、おもしろいのではないだろうか??

すでに、技術的には難しくない段階に来ている。

■iBeaconが可能にする病院の未来

iBeaconの説明はインターネット上のサイト(例えば下のもの)を参照いただきたい。
ASCII.jp:アップルが普及を狙う「iBeacon」とは何か? その基本を押さえる (1/4)

このテクノロジーを活用すれば、患者が院内のどこにいるかがいつでも分かるようになるだろう。タブレットを渡したと仮定するならば、待ち時間に患者がタブレットで何をしているのかが分かる。患者の病状にあわせ、勉強になるようなコンテンツをプッシュすることもできる。事前に問診しておくこともできる。

生理検査室の前に来たら、検査の実施前に、注意事項を動画でプッシュしてみるのはどうだろうか。

例えば、心エコーを受ける人には、こんな動画。


待ち時間がちょっと素敵になった気がしないだろうか。また、毎度毎度の人には、同じ内容を繰り返し見せても仕方ない。プッシュする内容を変えてみても面白いだろう。

■診察室の場所が分からなくても、端末が誘導してくれる

いつもと同じ場所なら、患者は困らない。例えば「栄養相談室にお越しください」なんて案内が出てきたら、滅多に行かない場所で戸惑うだろう。そして、余談だが栄養相談室の場所は、大抵、ちょっと暗い、奥まったところにある。

この技術を見てもらいたい。


どうだろうか。院内のナビゲーションも可能だろう。

これまで、このような患者の誘導は、職員であったり、ボランティアであったり、人を介して何とかしていた病院がほとんどだ。院内掲示を良くする等も大事だが、このような手元で誘導できるメリットは非常に大きいように思う。


さらには、患者がどこで何をしているのか、情報を蓄積できれば、患者がどこで滞留しているか分かるだろう。

■iPhoneやiPad、Android端末で使えるiBeacon

これらの技術、専用端末は不要だ。iPhoneやAndroid端末を使うことができる(アプリは専用で開発が必要)。iPhoneやiPadを病院の受付で貸し出す形を取ってもいいし、患者自身が持参したら、それを使えるようにしてもいいだろう。

もしかしたら、低コストで拡張性のあるシステムを導入できるかもしれない。

もうすでにどこか大手ITベンダーが動いている気もするが、このアイデア、いいな、と思った方はぜひ一緒に考えましょう!

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