2014/10/15

メスフラスコはやっぱり使われていなかった

調剤薬局 計量器具一部ほとんど使われず NHKニュース

NHKのニュースで調剤薬局において計量器具の一部が使用されていないことが紹介されていた。

出所: 総務省 規制の簡素合理化に関する調査-事例1-(1)-③
www.soumu.go.jp/main_content/000315367.pdf より引用
ニュースの元となった総務省の調査結果が面白い。メスピペットもメスフラスコもメスシリンダーも使ってない。薬局6店舗への調査結果のようだが、おそらく何店舗に聞いても同じ傾向になるだろう。

以前、弊社レポートでもメスフラスコを例に出している。以下、弊社レポート引用。
薬剤師の業務内容にはどのようなものがあるか、ご存知だろうか。調剤薬局に行くと、処方箋を渡し、奥の部屋の棚から薬を取り出し、持ってきてくれる。場合によっては、軟膏を練ってくれたりもする。さすがに乳鉢でゴリゴリという光景はなかなか見かけなくなったが、どの調剤室にもそういった備品はひと通り揃っている(揃えなければならない。メスフラスコが目立つところに置いてある薬局は、それはそれで怖い)。そのような調剤の業務は、まだイメージがつきやすい。
調剤薬局の業務が変わってきている実態を説明するのに、メスフラスコを例に出した。 つまり、薬局は『調剤』業務ではなく、『薬を渡す』業務をしているところになってきているのだ。

薬剤師の専門性を活かすことが大事といったところで、ただ渡すだけであれば、誰でもできる仕事であり、そこに高い医療費をかける理由はない。価値があってこその医療費だ。

詳しくは弊社レポートをご覧いただきたい。 ⇒ Our Reports | 株式会社メディチュア