医療、福祉に貢献するために

医療、福祉に貢献するために
~ 株式会社メディチュア Blog

2015/06/14

病院の透明性を向上させる取り組み

これからの病院経営は、いかに透明性を高めるかが重要になると考えている。透明性を高めることで、周囲からの信頼獲得につながる。そして経営が良くなる。この好循環を持続するには、透明性向上が大きな原動力になるだろう。

そこで、今日はユタ大学の取り組みを紹介しよう。ユタ大学のことはウィキペディアなどにお任せするとして、今日は医学部・大学病院の話だ。

University of Utah Health Care | U of U Health Care

ユタ大学では、Find A Doctorというサイトで、医者探しができる。ここまでは日本の多くの病院と同じだろう。

Find A Doctor | University of Utah Health Care

違うのはこの先だ。一例として、David Kaplan医師を選択してみた。

David Kaplan, M.D. - Internal Medicine, General , Thrombosis , Internal Medicine

すると、下記のような内容が表示された。

David Kaplan, M.D.の紹介内容

2015/6/14時点で、250名の患者が評価し、193名の患者がコメントしたとのこと。ユタ大学では、このような情報開示が透明性向上につながると考えているようだ。

国民皆保険の日本では、どの医師に診察を受けても同じ値段であり、保険診療である限りは、良い医師でも悪い医師でも値段に差は付けられない。このようなこともあり、患者による医師評価の情報開示は文化的に馴染まないかもしれない。しかし、病院の透明性向上は結果的に、医師の改善のきっかけとなるし、良い評価を受けた医師のモチベーション向上にもつながるだろう。

さきほどのDavid Kaplan医師に対するコメントには、本当に良く耳を傾けてくれる、素晴らしい等々の褒め言葉が並んでいた。他の医師のコメントも色々と読んでみたが、コメント自体は前向きなものが多いので、これ自体で良し悪しは判断できないかもしれない。一方、星で表現されている評価項目は、医師間で結構差がありそうだ。この評価が高いことに、医師は素直に喜んでいいように思うし、患者は客観的評価として信頼してもよいだろう。

病院全体の患者満足度調査を公開している病院は日本でも珍しくない。しかし、医師別の情報をここまで整理して開示しているところは、まずないだろう。

良い悪いの議論も含め、ユタ大学の事例は参考にしてもよいのではないだろうか。

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