医療、福祉に貢献するために

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~ 株式会社メディチュア Blog

2016/07/16

お薬手帳のスマホアプリ浸透に向けた努力余地

毎回のことながら、医療関係者は診療報酬改定を細かく把握しているが、正直、一般人はまったくといっていいくらい理解していない。スタッフの素の疑問を基に、お薬手帳の診療報酬とスマホアプリの問題点を考えてみたい。

■お薬手帳の持参パターンによる分かりにくい診療報酬制度

薬局に行くと、「お薬手帳をお持ちですか?」と以前から聞かれてはいたが、
最近は、「お薬手帳をお持ちですか?」「お家にはありますか?」「作ったことがなければ、無料でお作りします。」「作ったことがあるのに持ってきていないと、持ってくるより40円位高くなってしまうので今度からお持ちくださいね。」と言われるようになった。

自己申告でいいの?

作ったことがなかったら、タダで作ってもらえるの??

そのうえに、40円支払いが安くなるの???

疑問を抱く気持ちは理解できないでもない。薬局内を見渡すと、同じような説明が繰り返されていて、多くの人はうなづいていたらしい。

そこで、次のようなウェブサイトで調べてみたとのこと。

4月から、お薬手帳を持って行った方が安くなる?~平成28年度改訂のポイント : お薬Q&A ~Fizz Drug Information~

このサイトの記事を読んで、やっと理解できた。薬局で聞いただけでは全然、伝わってこなかった。
しかも、乳幼児医療証で子供の医療費の自己負担が無料になっている人には、お金のことはあまり説明せず、以前と同じく、今度持ってきてくださいね。という感じ。
若干、本人の思い込みも感じられるが、実際自己負担の無い人への対応は、そのようなものなのかもしれない。信頼関係を築くには、丁寧かつ分かりやすい説明が必要なのではないだろうか。(フリップチャートみたいなものもありだと思う)


■お薬手帳のスマホアプリ浸透には温度差解消が不可欠なのでは


日経PC21の8月号(日経PC212016年8月号)に『薬はアプリで管理が便利』という特集が載っていた。スタッフはお薬手帳をスマホで管理しているらしいのだが、調剤薬局に行ってその話をすると、反応は冷たいらしい。

「お薬手帳、スマホで管理してるのですがその場合は?」と尋ねたら、
「ちょっと確認してきます。」と言われ、ちょっと待って返ってきた答えは、「うちは対応していないので・・。」と言って、お薬手帳にはるシールがお薬と一緒に渡された。
しかも、さらに続きがあり、
次に行った時も同じやり取りをさせられ、今度はシールなし。何で???
まだまだ、スマホでの管理は浸透していないから、「困った」というのが薬局側の正直な反応なのだろうが、せめて応対ルールだけでも決めておけばよいと思うのだが・・・。

日経PC21の記事では、使い方も丁寧に説明してあって、どのアプリにすればいいか迷ってしまう感じだが、実際に使った人が、もし自分の家の近くの薬局がこのような「冷たい対応」をされてしまったら、使うのをやめてしまうだろう。

一方で、こういった記事をきっかけに広く知れ渡ることで、対応していない薬局(応対ルールも決めていない薬局)が少なくなって、活用できる仕組みができれば、結果的に個人ベースでも薬の管理が楽になり、誤った薬の服用や無駄な残薬が減るような医療の質の向上に繋がるのではないだろうか。

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