2016/10/10

日経ヘルスケアにコメントが

今月の日経ヘルスケアの『DPC病院 最新「経営努力度」ランキング』の記事に自分のコメントが載っていた。

コメントが掲載された日経ヘルスケア2016年10月号


先月、効率性係数が大事であることなど、あれこれ1時間以上話したのだが、記事では、その一部を載せていただいた。ランキングについては、大病院(病床数が多い病院)において、レバレッジが利きにくく、相対的に伸びが低くなってしまうかもしれないが、記事でまとめられている方向性はシンプルで分かりやすく、また実例で紹介された病院の取り組みなども参考になるだろう。

ちなみに効率性係数がアップしても、その増収分は・・・のくだり、補足すると、ただ在院日数を短くしてベッドが空いてしまうと、係数の増収分 < 稼働率低下の減収分 であり、経営的に厳しい。そのため、ベッドを埋める努力が不可欠だという意味で、効率性係数の向上、すなわち、効率的な病床利用は中長期的にじっくり腰を据え、取り組む必要のある重要な施策と認識すべきと考えている。

当然ながら、地域の事情や受け入れている患者の病態によっては、地域包括ケア病床への機能転換なども検討すべきだろう。