2017/06/20

病床機能報告から回リハの実態に迫る・・・のは難しい

病床機能報告(2016年度)のデータから、回リハの分析。47都道府県のデータが開示されているわけではなく、あくまでも一部のデータ。わずか4県(でも100病院弱、130病棟くらいのデータにはなっている)。

CBnewsの原稿として、先週からずっと分析していたのだが、ボツにしたグラフの一部を紹介(今回は本当にたくさんのボツの表・グラフが・・・)。


まず、病棟ごとの平均在院日数は、受け入れている疾患構成に依存している。そのことを見たグラフ。当然の結果。

回リハ1は高回転、回リハ2・3はそうでない・・・と言いたかったものの、一般病床での回リハと、療養病床での回リハとで、違いが出てしまっている。しかも、回リハ1は脳血管リハの比率が高いため(後述)、結果として在院日数が回リハ2・3よりも長い傾向に。高回転を証明できず。

回リハ1は重症者の割合等の要件があるため、結果として脳血管の患者比率が6割~7割程度と高く、回リハ2・3は4~5割と低くなっている。そのため、上述のとおり、平均在院日数に違いが生じていると思われる。

最後は病床利用率。療養病床ベースのところの方が総じて利用率が高い。

といった基本情報を見ながら(100病院・130病棟あるからサンプリング数としては十分とも言えるかもしれないが、たった4県分と地域に偏りがあるため、あくまでも参考情報)、回リハの今後について考えた。詳しくは、CBnewsに載せてもらえたら、その原稿を(原稿自体がボツになってしまったら、ごめんなさい)