2018/03/19

中身が問われる時代の病院の可視化 ~全麻件数から自院の立ち位置を考える~

急性期病院において、将来にわたり評価が続くであろう「高い看護必要度」を維持するためには、侵襲度の高い手術に代表されるような高診療密度の医療提供が求められると考えている。内科系の診療内容はデータからの評価が難しいので置いておくとして、外科系は全麻件数がひとつの目安になる。

DPC算定病床100床あたりの全麻件数が多いか少ないかプロットした。
DPC算定病床あたりの全麻件数比較(クリックすると拡大します)
※DPC算定病床数は公開データの施設概要表の数値であり、DPC算定しているか否かではない。またDPC算定病床数100床以上の病院のみプロット
100床あたりの件数が多いところや少ないところには病院名を指し示してみた。病床数の少ないところでは、人工関節置換術等の整形系の病院が目立つ。いずれの病院も病床高回転型の有名病院と言えるだろう。大病院では、がん研有明のような専門病院も目立つが、それ以外も興味深い。また、DPC算定病床数が多い病院の中で全麻件数が相対的に少ないところも興味深い。

診療報酬改定により、急性期病床はいかに稼働率を向上させるだけでなく、どのような疾患・病態の患者でベッドを埋めるか問われる時代になってきている印象だ。

なお、全麻件数だけで病院の良し悪しは判断できない点にはご留意いただきたい。