2018/05/12

整理されていない思考

後期高齢者の入院医療の受療状況と要介護認定状況から、都道府県別で、相対的にどちらに強く依存しているか比較してみた。

後期高齢者 医療・介護依存度(仮称) 都道府県比較

超高齢者が多い地域か、そうでない地域かといった後期高齢者の中での年齢構成の違いや、要介護度の重さの違いなど、様々な要因で単純比較はできないことは重々承知した上で、その影響を少なくするように補正をいれて、比較してみた。(指標を算出して、偏差値に置き換えている)

高知県が左上に→「療養病棟が文化」という地域ゆえの結果か。鹿児島や山口、北海道も似た状況に

大阪・和歌山が右に→要介護認定者が多い。埼玉や栃木と比べると大きな違い

静岡・神奈川・千葉・埼玉などが左下に→療養病棟が不足? 介護も少ない。一体どこに高齢者が・・・


などなど、色々考えられるかもしれないが、あくまでも様々な補正をした独自比較分析。なぜこのような分析をしているか? それは、2025年に向け介護医療院等の影響を経時的に見たいから。過去から今後にかけて、この散布図で都道府県の遷移を見ていけば、得られる情報があると考えている。

医療と介護はお互いに補完し合うサービスではあるが、一部機能は重複しているため、上の散布図において、左上から右下の方向に都道府県が分布し、弱い相関が見られるべきだと考えている(まだ、はっきりと見えないのは、それ以外の要素があることと、補正が適切でないことが原因と考えている)。

地域医療構想は、医療需要の地域差を解消することが目的のひとつであるならば、縦方向のばらつきが小さくなり、同時に横方向もばらつきが小さくなるはずだ。
この横方向のばらつきがなくなるときに、各地域でどのようなサービス展開がなされるか・・・と考えれば、自ずと戦略が見えてくるのではないだろうか。

分析内容のブラッシュアップもできていないし、思考の整理もしていないが、何か書いておけば、他の方からの指摘や批判をいただけたり、自分で恥ずかしい内容に気がつけたりするのでは?ということで、ブログに書いてみた。