2018/06/19

再編すれば存続可能な地域、再編しても存続が厳しい地域

タイトルは病院のように思えるかもしれないが、今回は銀行の話。

出所:地域金融の課題と競争のあり方
(平成30年4月11日 金融庁 金融仲介の改善に向けた検討会議)
https://www.fsa.go.jp/singi/kinyuchukai/kyousou/20180411/01.pdf より引用

ウェブの記事や雑誌で、上のグラフの話題をよく目にする。この地図に限らず、この検討会議の資料は非常に参考になる。

その中の一文を抜粋する。例えば、ここ。
今後、人口減少による資金需要の構造的な減少など、地域経済や地域金融機関を取り巻く経営環境の悪化は益々深刻度を増していくことが想定される。こうした中でも、地域において、将来にわたって健全な金融機関が存在し、地域の企業や住民に適切な金融サービスが提供されることを確保していくことが重要である。
地域医療構想の前文にあってもおかしくない。つまり、病院も金融機関も似た状況にある。決して、自分の前職(コンサル会社の金融サービス部門に)と強引に結びつけたいわけではない・・・と言いつつも、参考になることは積極的に参考にする。

ちなみに、今週の週刊エコノミストに、冒頭の地図が取り上げられていたのだが、その前のページにあった「生き残る地銀はどこか」のグラフはなかなか興味深かった。